2009/10/29

ARバナー

バーガーキングのバナー広告事例。



カメラがないと不可な時点でかなりのチャンスロスをしているとは思いますが、大賛成です。

ネットリテラシーが高い人ほど広告スルー能力が高く、ダイレクトなコンバージョンを要求されがちなネット広告は、リテラシーの低い人が主な商売相手な雰囲気を感じますが、そんな中、割とリテラシー高めの技術でもって接触者の積極的な参加を持って完結するこの広告。評価したいです。

バナー広告という、いわゆる枠売り広告の体において、テクノロジーを駆使してアピールしようとする例はたくさんありましたけど、その中でも、このバーガーキングの事例は楽しい。

直接の売り上げに結びつくかは疑問ですが、ブランディングという観点においては有効に機能していると思います。
この前のフェイスブックでの事例といい、バーガーキングはネットに積極的だなぁ、というイメージができている。
それがバーガーキングに落ちるかと言えば、口ごもってしまいますが。

施策のKPIをどこに置くかは大切だし、最終的には売り上げに貢献しなければ意味がないとは思いますが、それは表面的なコンバージョンだけを追っていても難しい。
長期的な視座でのブランディングの指標が設定できればいいのですが、特にダイレクトセルでも無い限りは投資対効果が不明瞭になりがちな広告において、なぁなぁになっている企業も多いのではと思います。

ネット広告のおもしろいところは、制限が劇的に少ないところ。
枠とか、境界っていう概念が著しく薄い。
たんなるCVRを高めるためだけの広告だけじゃなくて、もっと見てくれた人になにかを与えて心に残るようなものを作りたいです。

2009/10/28

サンターキーの季節がやってきました。

マガリスギ.net「今年もたぶん開催・サンターキー」

ということで、今年もやってきましたね。恒例のサンターキー。
12月19日(土)開催です。

サンターキーとは・・・

サンターキー(Santarchy)とは「Santa + Anarchy」からなる造語で、サンタの格好で人の目をごまかし、それに乗じて町中で遊んじゃおうというヘンテコイベントです。「サンターキー」以外にも「Santacon」や「Santa Rampage」と呼ばれていて、1993年にサンフランシスコで生まれ、現在は世界中で開催されています。-magarisugi.net
どんな感じかは、去年のレポをどうぞ。

55 periodic: サンターキー TOKYO 2008に行ってきた。

サンタのカッコで町中をうろうろしてプレゼント配りまくったり、お酒を飲んだり、いたずらしたりする超絶ハッピーアートパフォーマンスイベントです。

去年は100人くらいいたのかな?
今年はツイッターが去年より普及してたりして、もっとすごいことになりそうな予感もします。

ルートも今までの渋谷発ルートからは変わる模様。
あんまり規模が大きくなると、トラブルも多くなって運営が大変そうですが、みんなのがんばりでなんとかなると信じたい。

惜しむらくは、ツイッター関東忘年会と被ってしまっている点。
んー、ノリだな。

今年も目一杯楽しみたいと思いますので、興味ある方は是非是非一緒に参加しましょう。

2009/10/27

Dumb Type


Dumb Type 「OR」


京都発のアーティストグループDumb Type。
メディアアート?なのかな?

昔から世界的に活躍している有名な方々(というかメンバーも流動的)だそうですが、恥ずかしながら最近知りました。

かっこよすぎですね。
舞台で見たいです。是非見たいです。

2009/10/21

インタラクティブなデジタルペットディスプレイ

ここ1〜2年くらいで急速に盛り上がっているデジタルサイネージの事例です。

人間の動きに反応して動き回るデジタルペット「SNIFF」。

SNIFF time lapse from karolina sobecka on Vimeo.

なかなかいい動きしてます。
人間の位置情報や動きの大小、速度などによって反応をわけているみたいですね。
これはプロジェクターで投影しているようですが、色々応用できそうです。

以下解システム側の動画

Sniff system from karolina sobecka on Vimeo.

こういうのをやるときに、ボトルネックは解析技術になることが多いのですが、自分では技術を持っていないし開発もできないので、技術を持っている人なり組織を探すところから始めなければならないのが難点。

自分一人では作れなくとも、せめてプロデュースができるように、日々勉強です。

SNIFF -解説ページ
gravitytrap -クリエーター

2009/10/20

気になる人

吉田ユニさん。

Creators Dictionary | Public-image.org | Yuni Yoshida | 吉田ユニ | Art Director

女子美卒後、大貫卓也さんに師事。
その後、宇宙カントリーにて野田 凪さんに師事。

現在は独立してパッケージやらグッズやらグラフィックやらを手がけているとのこと。

作品パッと見、野田凪さん直系な雰囲気ですけど、気になる。

YUNI YOSHIDA [Art director & Graphic designer]
※Coming Soonです。

2009/10/19

図形譜

図形譜(ずけいふ)とは、五線譜ではなく、自由な図形などを用い書かれた楽譜。モートン・フェルドマンの発案による。 現代音楽の作曲現場でしばしば使われる。図形楽譜とも呼ばれる。-wikipadia 図形譜より


ということで、こちら。


ヘビーメタルを抽象化した現代音楽|松本昭彦 (Akihiko Matsumoto) Blog Algorithmic Computer Music

あらかじめ図形譜で起こしたものを、解析してリアルタイムに出力しているそうです。

図形譜といえば、デスワルツがパロディしているのはわりと有名ですよね。
MIDIアニメやマリオシーケンサなんかも図形譜といえるのかな?
抽象画のようなものもありますし、その範囲は広大です。

そして、何かを解析して、音楽としてアウトプットするといえば、
blog ground music16小節のカブソングが思い浮かびます。
このようにアウトプットを音楽として出す試みは、これまでもたくさんありました。

一見音楽とは関係ないものが、音楽と繋がってアウトプットされるのは、新鮮味や感動を覚えることが多いです。

また、このブログの方、ほかにもレーザーを利用した現代音楽とか、レーザーポインタを使ったエア作曲なんてことをやってらっしゃって大変興味深い。

メディアアートとも言えるような試みですが、テクノロジー導入のコストが、習得難易度的にも金銭的にも下がってきた今、これらの前衛的な例が、実生活の実用的機能やエンターテイメントになるまでの距離は非常に短くなっているでしょう。

対象を解析する仕組み、カテゴリー横断、多感覚インタラクション、AR。

このあたりをごにょごにょして、一般レベルで経験できる新しい体験を作れないものかと、考えている最近です。