2010/12/09

いつかは僕も。

圧倒的になにかを生み出してる人を見ると元気になるなー。
と本日、宇多田ヒカルUstを見てて改めて思った。

彼女みたいに規格外の天才じゃなくても、身の回りにいる友人とかだってそう。
自分を削って正直になにかを生み出してる人を見ると元気出る。

さて、自分は。
となったときの、なんとなくな毎日と薄く立ち込めるうつうつ感。

時間だけが唯一のリソースで、それに対し自分の欲求やらは当たり前のように溢れまくって零れまくってるわけだから、取捨選択を、というかかなり大胆に絞った選択をしないことには、毎日毎日なんとなく感に打ちのめされる日々。

今の状態は維持しつつ、目指す方へ少しづつ変わっていこうなんてのはありえなくて、積み上げてきたと思ってる物を一回0に戻さないことには進めないのは明らか。

人間、環境やら習慣やらの変化には驚くほど抵抗する、ていうのはよく聞く話だし、頭で分かっているにもかかわらず、いざ自分のこととなれば「たしかにその通り!」と納得するほか術がないというのはおもしろいですね。
頭でわかってるならなんとかしろよ。と頭で考えるばかりです。

引用の引用で恐縮ですけど @yteppei のブログで見た為末さんの言葉がすごくよかったので紹介

今幸せでないなら、ずっと幸せでなく、将来幸せになろうと思っているなら、それは永遠に手に入らない。そういう風に思っています。
@nifty:為末大オフィシャルサイト「侍ハードラー」:11月
(via YTmedia)

結局、今がどうか、今どうしているのかの積み重ね以外にはなくて、「いつかは」なんて思ってたって、そんなもんいつまで経ってもこねぇよ。と思う次第です。

今年も、もう年末です。

2010/10/07

人工知能とユーザーインターフェイス



日本ユニシスと電通の共同プロジェクト「空気が読めるコンピューターをつくろう」がおもしろいです。

プロジェクトについて
私達人間が共有していながらコンピュータシステムが持っていない、常識的な背景知識や感覚(以下:コモンセンス)をデータベース化し、活用することで、ゆくゆくは「適切な時に適切な知識・言葉を使える、人間のように空気が読めるコンピュータ」の実現を目指すプロジェクトです。また、特定の研究者や研究室で作るのではなく、生活者の皆さまにも楽しんでいただきながら参加して作り上げる、ユーザー参加型開発で実現を目指します。
ということで、現在はデータベースのインプットプロジェクトと、アウトプットプロジェクトの2つのプロジェクトが動いています。

この、人工知能的なインタラクティブインターフェース、今のところ国内でまともに導入している例はあまり見かけないですが、今後は主流になってくるのかなと思っています。

ちなみに、海外の事例だとIKEAがバーチャルアドバイザーを導入してコスト削減していたり、インテルとMITの共同研究において、バーチャル・アドバイザーの導入前後でPCカメラのソフトウェアのダウンロード成功率が63%から85%に上昇するなど、効果が確認されているようです。
(余談ですが、この海外事例を知ったのが山岡隆志さんの「顧客の信頼を勝ちとる18の法則」で、アドボカシーマーケティングのための手段のひとつとして普通に紹介されていたことに、現状とのギャップを感じびっくりしました)

ユーザーインターフェースが人工知能的インタラクティビティを持つことで、ユーザーのリテラシーに頼る部分が小さくなり、利便性とか顧客満足に繋がるので、今後重要になってくるだろうと思ってるのですが、あんまり周りでそういう話を聞かないのは技術が追いついてないからなのかな?それとも僕が知らないだけなんでしょうか。

今回のプロジェクトはデータベースの解析によるものということで、テキストマイニング以上のどんな手法で解析するのか気になるところです。
コンテクストを関数化する感じ?

人工知能といっても色んなアプローチの方法があって、データベースを蓄積して解析するだけじゃなくてもっと高度な手法がたくさんあるので、どんな発展をしていくのかが楽しみですね。

生活者と向かい合うスペシャリストの電通が入っている点で、研究室とはちがった結果を出してくれるだろうと思っているので期待して推移を見守りたいと思います。


「空気が読めるコンピューターをつくろう」プロジェクト
http://omcs.jp/

2010/07/15

iPad で tumblr

みなさま、ステキな tumblr ライフをお過ごしでしょうか?
僕は先日 iPad を購入してから、ますます充実した tumblr 生活を送っております。

iPad は、画面のサイズといい、持ったときの感じといい、ぬるく tumblr を楽しむのにとってもぴったりなデバイスで、ソファやお布団の中で tumblr を楽しんでいるだけであっという間に休日がなかったことになるほど相性がいいです。

今回は、そんな tumblr 閲覧にぴったりな iPad 用のステキアプリのご紹介です。

ちなみに、60 post/sec という重度な廃人の方には、keyconfig , AutoPatchwork , taberareloo の3種の神器で平穏な tumblr 人生を送っていただきたい。
そのままの君でいて!

廃人の域に憧れるあなたは Google 先生に聞いていただきたい。
ググレカス!

 iPad 用のtumblr クライアントは、残念ながらまだまだ数が少ないですが、そんな中でも僕が気に入って使っているのは以下の2つ。


  • TumbLiking
販売元 : Sadaaki Mukai
参考価格:無料
今回のバージョン : 1.5

このクライアントはとりあえず一通りのことができます。
リブログ、ライク、画像 post のみ表示、スライドショー。

あえて不満を言えば、リブログ時に confirm をスキップする設定にしていると、いまいちリブログ出来たかどうかの感触がないので、リブログボタンを押した瞬間になんらかの反応があるとうれしいところ。

それから、twitter との連携をクライアント側で制御できないので、 twitter にポストを流したくない場合は tumblr 側で連携を切らなきゃいけないです。

とはいえ、それ以外はインターフェースも操作性も悪くありません。
これ一本で満足です。


次は、tumble の画像 post をフォトフレームライクなスライドショーにして流してくれるクライアントです。

  • tumblrFrame
販売元 : Foltia Communications,LLC.
参考価格:無料
今回のバージョン : 1.0.0


こちらのクライアントは、機能は豊富ではないのですが、画像 post をスライドショーで流すことに特化しており、iPadをランダムに画像が流れてくるフォトフレームに変えてくれます。

リブログしたい場合は、ダブルタップでスムーズにできて非常に快適!

また、このクライアントの弱点でもありいいところでもあるのが、流せるポストは1アカウント分のみというところ。
好きな人だけ抜き出して表示できるため、ある程度自分の思い通りに流すことができます。
今後はマルチアカウント対応していくとのことなので、期待しましょう。

巻き戻しも、今は対応していないのですが、今後対応予定とのこと。


ではでは、これからも tumblr で時間を激しく消費しましょう。

2010/07/14

QuickTime で再生速度を変える方法 [Mac]

ギターを練習していて、弾きたい曲を流しながら合わせているときに、再生速度を自由に変えられたらいいのになぁと思ったら、QuickTime で変えられたのでご紹介。

1. QuickTime で再生速度を変えたい曲を開く。
2. AppleScript Editor で以下のスクリプトを実行。
( hoge の中に任意の倍率を入れる。半分の速度にしたいなら 0.5 )

tell application "QuickTime Player"
set rate of document 1 to hoge
end tell

以上です。
QuickTime7 まではメニューに再生速度変更があったようなのですが、10からなくなってしまっているようです。

あまり極端な倍率を入れると固まってしまうのでご注意を。


それから、いちいち QuickTime で曲を開いて、
AppleScript 実行するのはめんどくさいとも思ったので
再生速度が変えられるプレーヤーはないかと探してみたところ、
以下の物を見つけました。


BitPlayer

メニューの Controls から Show Controls でコントローラを出すと、速度変更のスライダがあって ±2.5 倍まで変更できます。
プレイリストも作成できるので、こちらも便利そうですね。
(実はさっき見つけたのでまだ使っていないのです。ちなみに一回落ちたので安定性が悪いかも…)

プレーヤーは探せば他にもありそうですね。
よさげなものがあったら教えて下さい。

2010/06/29

3331 Arts Chiyoda

先週土曜日、3331 Arts Chiyoda のオープニングパーティーにお呼ばれしたので遊びに行ってきた。



3331 Arts Chiyodaは、たくさんの表現と出会える場所
旧練成中学校を改修して誕生した3331 Arts Chiyodaは、さまざまなジャンルの第一線で活躍するアーティストやクリエーターたちがそれぞれの表現を自由に発信する場所です。最新のアートから、誰もが身近に感じられるものまで、そのテーマはいろいろ。

ということで、中学校を改装したアートスペースです。
3331っていうのは「江戸一本締め」のリズムのことだそう。
ギャラリーあり、アトリエあり、事務所あり、レジデンスありとアートに関する色々を集めましたっていうところ。

自分はアートに関するバックグラウンドが皆無なので、正直アートを楽しめる範囲って少ないのだけれど(特に現在進行形の物は顕著に狭い)たまに遊びに来るのにいいところだなと感じた次第。

屋上にレンタルの一坪菜園、ちょっと使いたいと思ったけれどきっとすぐに飽きちゃうだろうなぁと思ったので何も言いませんでした。

アートっていうのは、その作品だけで圧倒的なものもたくさんあるけれど、前提の理解なしには楽しめない物だと理解しているのでついつい足が遠のきがちになってしまって、もっと楽しみたいなぁと思うこと多々です。

せっかくのパーティーだったのに、まさかのカメラ忘れをかましてしまい、iPhoneのぼけぼけ写真しかないのですが、申し訳程度に何点か載せときますね。

それから、全く関係ないですが、iOS4になってカメラのシャッターが大変速くなっていたのでびっくりしました。
びっくりしましたよ、僕は。

入り口から。公園が良い雰囲気よ。

猫まんまの世界だそうです。お味噌汁から伸びるつやつやの白米。

3331で締め。


3331 Arts Chiyoda
http://www.3331.jp/

2010/06/01

【日々】あさごはん


あさごはん。
食べた方がいいなと思いつつ、 食べないことが多いあさごはん。
このサイトを見てるとすごく食べたくなります。

毎日見ているステキサイト。

今日も夜更かししてますが、明日はあさごはんを食べられるのでしょうか。
食べられたとしても、こんなにかっこいいのじゃなくて、明太子に白いごはんですけれど。

2010/01/26

使ってもらえる広告


使ってもらえる広告 「見てもらえない時代」の効くコミュニケーション (アスキー新書)

今の広告の状態を非常に平易にかつ的確に言葉にしている本。
付箋貼りまくりです。

webの進化と社会、経済の成熟によるユーザーの変化、それに伴うコミュニケーションの変化をもとに、じゃあ広告はどう変化すればいいのかを、かなり具体的なレベルにまで落としています。

「みんなメンドくさいからウェブを使うんじゃん。なのに、ウェブの中にまたメンドくさいコンテンツがあってどうするんだ?」
という一節は、まさに!というところ。

マルチタグ化するユーザー属性、圧倒的な情報量のなか、今や表現を突き詰めてラブレターを出していても、そりゃなかなか興味もってもらえないよね。

というところでの、使ってもらえる広告という考え方へのシフト。
そして、使ってもらえる広告を作るためのクリエイティブという概念の拡張。
具体的に言うと、仕組みとか関係性に対するクリエイティブ。

個人的には、広告屋(というかコミュニケーション)の仕事として、より本質的な方に動いて行ってるなーと思います。
枠ありきで考えるよりも、フラットにどうしたらいいのかを考えて、適切な物がなければ仕組み自体から作っていくというのは当たり前のコトではあるけれど、デジタルが浸透してきたからこそようやく実行しやすくなってきたのでは。

それから、非常に得心したのが、

「広告はその時代にもっとも影響力のあるメディアの似姿になる」
というところ。
テレビが主役だった時代には、笑わせたり、見とれさせたりするCMが正解だったからといって、webにおいてTVCMと同じ方法論でただ動画を流すだけではいけない。

webは多岐にわたるフォーマットを表現できるが故に勘違いしがちだけれど、本質的にはユーザーの利便性が一番の価値。

YouTubeだって、動画サービスではあるけれど、実際はユーザーの利便性において貢献しているサービスな訳です。

表面的なユーザーの変化、コミュニケーションの変化の根本に何があるかを考えれば、いつの時代も手法やフレームが変わるだけで本質は変わらないんだなぁと改めて感じた次第です。

2010/01/06

「関係」の芸術。

昨日twitterでなるほどなと思った言葉があったのでご紹介。

メディアはミディアムの複数形で、何かと何かを中間で繋ぐものです。それを芸術にしたものがメディアアート。暗に(ニュー)メディアを指すけど。だから「関係」は重要な概念。 @yasuhiro0122 メディアアートって言うのは「関係」の芸術なのかもしれない。

言われてみれば、そりゃそうだよなという指摘ですが、メディアアートについてこういう視点で考えたことがなかった(というかそもそもメディアアートについて深く考えたことがなかった)のではっとしました。

「関係」の芸術。
「関係」そのものがアートになり、エンタメになる。

ソーシャルメディアは、まさにその「関係」をコンテンツ化しているわけで、普段の業務でも当たり前のように触れている概念なのですが、改めてちゃんと意識すると色々とヒントになりそうだなと思った次第です。

要深掘り。

2010/01/01

あけましておめでとうございます。

元日滑り込み投稿!

直近の投稿を見たら2ヶ月前という体たらくな本ブログ。

去年の目標も見返してきましたが、このブログではまったく達成されておらず。
その他、色々物書きしてるの合わせても、たぶん達成されてません、たぶん。
いや、まぁそこそこ書いてたし、達成されてるかもしれませんけども。

確実に達成できてたのは、年間120冊読書のみ。
ログ怠けてましたけど。


今年の総括は、「たくさんの人に会えた」。
これに尽きます。

300人以上にお会いして、100人近くは、日常的に遊んでいただいたり、仕事したりしてます。
去年の年初にイメージしてた一年とはまるで違う一年になりました。
それから、一年が、これまでの人生の中で一番密度が濃かったかもというくらい濃かった!

仕事もプライベートも毎日がクライマックスなくらい楽しかったり辛かったり。
それもこれも、たくさんの人と会えたから。
みなさん。ありがとうございました!

まだまだたくさん会いたい人はいるので、、今年もたくさん会いに行きたいと思います。


さてさて、では今年の目標です。

「つくる」

これでいこうと思います。

去年は、たくさんの人に会ったけれど、自分では何も生み出していなかった。
仕事でも、直接アウトプットに関わる立場ではない(アウトプットを作るためのアイデアや戦略は出すけれど)なため、なんだかふわふわした感覚がずっと抜けませんでした。

ということで、今年は色々つくっていこうと思います。

ではでは、今年もよろしくお願いします。
みんな、たくさん遊ぼうね!