使ってもらえる広告 「見てもらえない時代」の効くコミュニケーション (アスキー新書)
今の広告の状態を非常に平易にかつ的確に言葉にしている本。
付箋貼りまくりです。
webの進化と社会、経済の成熟によるユーザーの変化、それに伴うコミュニケーションの変化をもとに、じゃあ広告はどう変化すればいいのかを、かなり具体的なレベルにまで落としています。
「みんなメンドくさいからウェブを使うんじゃん。なのに、ウェブの中にまたメンドくさいコンテンツがあってどうするんだ?」
という一節は、まさに!というところ。
マルチタグ化するユーザー属性、圧倒的な情報量のなか、今や表現を突き詰めてラブレターを出していても、そりゃなかなか興味もってもらえないよね。
というところでの、使ってもらえる広告という考え方へのシフト。
そして、使ってもらえる広告を作るためのクリエイティブという概念の拡張。
具体的に言うと、仕組みとか関係性に対するクリエイティブ。
個人的には、広告屋(というかコミュニケーション)の仕事として、より本質的な方に動いて行ってるなーと思います。
枠ありきで考えるよりも、フラットにどうしたらいいのかを考えて、適切な物がなければ仕組み自体から作っていくというのは当たり前のコトではあるけれど、デジタルが浸透してきたからこそようやく実行しやすくなってきたのでは。
それから、非常に得心したのが、
「広告はその時代にもっとも影響力のあるメディアの似姿になる」
というところ。
テレビが主役だった時代には、笑わせたり、見とれさせたりするCMが正解だったからといって、webにおいてTVCMと同じ方法論でただ動画を流すだけではいけない。
webは多岐にわたるフォーマットを表現できるが故に勘違いしがちだけれど、本質的にはユーザーの利便性が一番の価値。
YouTubeだって、動画サービスではあるけれど、実際はユーザーの利便性において貢献しているサービスな訳です。
表面的なユーザーの変化、コミュニケーションの変化の根本に何があるかを考えれば、いつの時代も手法やフレームが変わるだけで本質は変わらないんだなぁと改めて感じた次第です。
1 件のコメント:
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